日本古来の伝統に現代風の要素を取り入れた、情緒あふれる住まい。
玄関の天井や雪見窓の上部、丸窓のサイドなど随所に取り入れた、落ち着きある朱色が印象的な住まいです。対面式のキッチンは掘り炬燵のあるリビングに面し、洗練された小料理屋のような佇まいです。
完成年 | 平成24年 |
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家族 | 夫婦二人 |
建坪 | 25坪 |
価格 | 70万円/坪 |
居酒屋風のリビング
丸窓や玄関アプローチの雰囲気は、まるで温泉旅館にやってきたような気分にさせてくれる。しかしこの家で本当に驚かされるのはリビングに入ってからだ。
古民家のように時を重ねた風情ある道南杉の太い梁、秋田杉の柱、琉球畳を敷き詰めた小上がりに、分厚い欅の一枚板テーブル。キッチンの手前には掘りごたつ式のカウンター席がある。
天井際には一升瓶を並べることができる棚を設置。まるで居酒屋のような空間を演出している。
夫婦ともに大のお酒好きで、酒場巡りが共通の趣味。居酒屋風のリビングにしようと構想を温めてきた。
「こういった和風の家を建ててほしいと住宅メーカーさんに相談していたのですが、見積りがとんでもない額になってしまって、、。北一タカハシ建設に出会えなければ実現できなかったと思います」
和の感性と工法を活かしながら、現代にフィットするモダンな空間づくりがご夫婦の理想にぴったりだったようだ。
圧巻の存在感を感じる空間
気密断熱性の高い住まいは、夏は涼しく冬は暖かい。障子越しに差し込む光が、和紙で織られた壁紙に柔らかく広がる。居間で過ごす二人を上から見守る太い梁は、圧巻の存在感を感じる空間となった。
「飲みに行っても、旅館に行っても、我が家のほうがいいなと思ってしまうんです。時には友人や知人を招いたり。初めて来た人はたいていリビングをみてびっくりするんです。」とご主人様。
20年、30年と成長する家
もともと平屋を希望していた夫婦の要望通リ、寝室やキッチン、トイレなどの生活スペースはすべて1階にある。 外観からは2階建てのように見えたが、不思議と階段が見当たらない。
実は2階に来客用として10畳の広々とした部屋があり、天井に収納されたハシゴを下ろすことで上がって行ける。まるで忍者屋敷のような楽しさも魅力的だ。
家全体に木をふんだんに使い、宮大工が伝統的工法で建てた家は、この先20年、30年と夫妻と共に歩んでいく成長が楽しみな住まいである。
こだわりポイント
- 木をふんだんに使った古民家のような風情ある外観
- 夫婦の趣味とこだわりが各所に展開された空間
- 天井裏の10畳の秘密の部屋
- 障子越しに差し込む光を演出
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